質疑応答

はい、あります。
大工さんには2種類あって、家を建てる木工事だけをやる『職人』と、お施主さまのご希望を伺うところから始めて、各種職方さんをまとめ、家を造る『棟梁』がいます。『創造する大工』杢巧舎は棟梁がいる工務店(大工)です。
設計は、提携している設計事務所があるので、『創造する大工』杢巧舎に依頼して頂いて大丈夫です。

メリットはお施主様のこだわりが家造りにダイレクトに反映できることと、販売管理費が少ないため、同じ費用ならば家造りにお金が掛けられる、という点が大きなメリットです。
『創造する大工』杢巧舎は、柱や梁を『手刻み』で造る丁寧な仕様ですが、坪単価90万円(税別)~お受けしております。
逆にデメリットとしては、『3つのプランからお選びください』というようなことが出来ません。お施主様の想いやお考えをじっくりと聞かせて頂くことになりますので、計画段階でお時間を頂きます。
また、杢巧舎は『創造する大工』ですので、現場工事を始めてからもプランからどんどん進化します。そのため建築途中であっても、お施主様に提案することもありますことをご了承ください。

一般的に言って、『お任せ』タイプの方は住宅メーカーで、『デザイン重視』の方が建築設計士に依頼し、『日本の伝統的な家』を望まれる方が工務店に依頼されることが多いようです。
『創造する大工』杢巧舎の場合、お茶室のような日本古来の伝統建築から『おしゃれなカフェ風の家がいい』とおっしゃるようなご要望までお応えできます。

プロである我々が、話の流れを作ってお施主様の想いやお考えを引き出していきますので、大丈夫です。もちろん決めて頂きたい事もありますが。
多くの場合、お施主様のご要望をすべてかなえようとすると、予算が合わない、ということが起きます。
まず、大方針として、

  • 予算が絶対
  • お施主様の希望優先
  • 希望と予算のバランス

のどの大方針かをお決めになりますと、判断がスムーズになります。
もちろん、我々の場合は、『創造する大工』杢巧舎ですから、ご希望をご予算に収める努力とご提案をいたします。

はい、可能です。
『創造する大工』杢巧舎は、古材を使った家造りも大好きで得意です。工房には、親方がワクワクして買い集めている“出番を待つ古材”がストックされています。

まず、“木の家”と言っても、外壁まで木で出来ている家とそうでない家があります。
伝統的な雰囲気を出そうとすると、木で外壁を造りたくなる場合がありますね。
外壁が木で出来ている家は、“腐りやすい、傷みやすい”と思われるかもしれませんが、外壁の木の板の表面を焼いたり、ひさしを深くすることで、耐久性を発揮します。
そして伝統工法の構造としては、窓枠などの“雨じまい”と、基礎や壁の中の“通風の確保”によって建物の傷みを大きく軽減します。(詳しくは『技術とこだわり』のページをご覧ください)
また、『創造する大工』杢巧舎では、天然成分のみを原料とした特別仕様塗装を施すことで、木が腐る原因となる“腐朽菌”を付かなくさせることで、無垢材を長持ちさせます。
そして、家の中。
家の中が木で出来ていることのメリットはとても多いです。

  • あたたかい雰囲気がいい、気持ちが落ち着く
  • 何年にもわたって木のいい匂いがする(住んでいる人がわからなくなっても、来客には言われます)
  • その匂いの元“フィトンチッド”は天然の殺菌成分。子どもが丈夫に育ちます
  • 調湿効果。『部屋干しでも洗濯物が良く乾く』とマンションから引っ越された方が言われていました
  • 日本の伝統的な感じ~和モダンまで、対応するデザインの幅が広い

デメリットは、床や柱の“傷つき”でしょうか。
傷も味わいのひとつ』と考えられる方や、
『風情』が好きな方、
『経年変化を楽しめる』方に最適です。

こちらについては、『保障と保険』のページをご覧ください。『創造する大工』杢巧舎では、万が一のことと、お施主様のご負担のバランスを考えた備えをしております。