本件は、施主、設計、工務店が協力し、神奈川県では初となる土壁・石場建ての建築が初めて達成された案件となりました。 この計画の際に用いられた「限界体力計算」という構造計算式を用いて、建築基準法の仕様規定によらない伝統工法の家を建てることができました。ただし、この計算と審査には膨大な時間と労力がかかる(正味6ヶ月)ことから、先の3者の熱い想いなくしては達成できなかった様に思います。 現代でいう地盤改良の「よいとまけ」や耐力壁になる「竹小舞・土壁」の工程は施主や仲間の職人と共に皆で楽しみながら作業しました。2年前に完成した家は今も経年変化しながら深みを増していっています。
本事例は、下記メディアに取材頂きました。